【全般】4、世界の一次エネルギーの生産量は?

   世界の一次エネルギーのうち、石油、石炭、ガスとバイオ燃料の2019年の生産量を「BP統計2020」で調べてみましょう。

   石油の生産量は、1日当たり9,519.2万バレル(44億8,450万トン)と前年に比べ同6.2万バレルとわずかですが減少しました。石油輸出国機構(OPEC)加盟国の生産量が前年に比べ日量200万バレル減った一方で、米国などの非OPEC加盟国の生産量は伸びています。2019年に最も多く生産したのは米国で、これにサウジアラビア、ロシアが続きます。

   石炭の生産量は167.58EJ(exajoules)と前年比で1.5%増加しました。世界最大の生産国は中国の79.82EJです。前年から4.2%も増えました。2番目はインドネシアで前年比9.4%も伸びました。第3位の米国は前年から7.1%生産量を減らしています。

   天然ガスの生産量は39兆893億立方メートル(立米)と前年から3.4%増えました。生産量最多の米国は9,209億立米と前年から10.2%増えています。2位はロシア、3位はイランと続きます。

   上記以外の一次エネルギーのうち、再生可能エネルギーのバイオ燃料の生産量は日量184.2万バレルと前年比3.0%伸びました。最も生産量が多いのは米国の同69.7万バレルですが、前年からは2.7%減少しています。2位はプラジルで前年比7.6%伸びました。3位はインドネシアで前年から35.7%も増えています。

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