再生可能エネルギーの定義は「エネルギー源として永続的に利用できると認められるもの」と、前項で述べました。これが再エネの定義であり、最大の特徴です。ここでは、これ以外の一般的な再エネの特徴をつかんでおきましょう。
一番大きな特徴は石油、石炭、ガスなどの化石燃料と異なり、二酸化炭素などの温室効果ガスを発生しないことが挙げられます。クリーンなエネルギーなんですね。
次に地域的に偏在していないことが特徴です。化石燃料は世界に広く分布しているといってもどこにでもあるわけではありません。でも、太陽、風、海、川などを利用した再エネはどこにでもあります。
ただ、このように良い面ばかりではありません。例えば太陽エネルギーの密度は1平方メートル当たり1キロワットと、エネルギー密度が低いのです。このため、広い設備が必要などとコストもかかってきますね。これは再エネの弱点のひとつです。その他にも、天候に左右されるなど供給が変動しやすく不安定なことが弱点として挙げられます。でも、これらの弱点は技術の進歩で改善していくことも可能ですね。低炭素、脱炭素に世界が舵を切ろうとしている2021年初頭、日進月歩で技術革新が進んでいます。