【再エネ・クリエネ】5、風力発電の仕組みは?

    風力発電は、風のもつ運動エネルギーを風車(ブレード)により機械的エネルギーに変換し、この動力を発電機に伝えて電気エネルギーを発生させる仕組みです。風の力で風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こします。

    一般的に、風車により風から取り出せるパワーは、空気の密度と風車ローターの面積に比例し、「風速の3乗」に比例すると言われています。日本では、秒速6メートル以上、同25メートル以下が有効資源と言われており、風力エネルギーの約40%を電気に変換することができます。再生可能エネルギーの中でも変換効率は高く、もっとも普及が進んでいる太陽光発電のエネルギー変換効率が概ね15~20%ですので、その効率の良さも注目されています。なお、風力発電は規模が大型化すればするほど、設備コスト、発電コストが低下します。

    風力発電は、羽根の枚数が少なく且つ細いものが良いと言われていますが、経済性の面からも強度の面からも3枚がもっともバランスが良いようです。また、風車の受風面積を大きくすれば、それだけ大きなエネルギーを得られるため、最近では風車を大型化する動きが加速しています。

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