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6日 原油は続伸、株価の急伸や新型肺炎の治療研究進展への期待で

akuta 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は、前日比73セント高の51.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は、同57セント高の55.85ドル/バレルと、続伸している。
 前日の海外市場では、新型コロナウイルスの治療研究が進展したとの報道や、堅調な米経済指標を受けた株高から、原油も買いが先行。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「その流れを引き継いで、アジア時間帯でも日経平均株価が大幅続伸し、原油先物も上昇している」と指摘した。
 ただ、新型肺炎の感染拡大による経済停滞に伴い、中国を中心に原油や燃料需要が減少しており、一方でワクチンや治療薬の研究には時間を要するとみられる。芥田氏は「需給は緩く、相場が上げ基調に転じたわけではない。新型肺炎の感染拡大の展開次第で更なる景気後退もあり得る」と付け加えた。
 日経平均株価は前日比427円89銭高の2万3,747円45銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.86円と、前日17時時点(109.34円)と比べて、ややドル高・円安方向に振れている。

◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):90.61(↑0.10)

2020.02.06