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バイオ燃料=アラスカ航空が商業飛行、BPは燃料プラントを閉鎖へ

2015.05.26

バイオ燃料の開発をめぐり、新たな動きが伝わっている。米再生可能エネルギー会社のゲーボ(本拠地:コロラド州)とアラスカ航空は、再生可能 ジェット燃料で商業飛行を計画。また、仏バイオ企業のグローバル・バイオエナジーズは、バイオイソプテン経由の液体炭化水素の製造に成功したという。一 方、英BPはこのほど、米ルイジアナ州のバイオ燃料製造プラントを閉鎖する方向で手続きに入った。

 

ゲーボはこのほど、アルコールから合成したジェット燃料(ATJ)による初の商業飛行計画で、アラスカ航空と合意した。ゲーボは米国材料試験協会 (ASTM)の認定を得た後、今年半ばから年末にかけて実証飛行を行う予定という。ゲーボのATJ計画には、米陸軍・海軍・空軍、米航空宇宙局 (NASA)なども参加しているそうだ。5月7日付のサイト『バイオフューエルズ・ダイジェスト』(電子版)が伝えた。

グローバル・バイオエナジーズは5月半ば、再生可能な原料からイソブテンを製造し、さらに燃料向け液体炭化水素の転換に成功したと発表した。イソ ブテンは可燃性を有し、常温常圧で無色透明な気体。工業用に使われる炭化水素である。現在、イソブテンは原油由来で年間1,500万トン製造されている。 これに対し、バイオエナジーズは農産物や森林廃棄物からバイオイソブテンを製造する技術を開発しているという。

一方、BPは5月半ば、ルイジアナ州ジェニングスで稼働するバイオ燃料を製造する実証プラントを、今年7月に閉鎖する計画を同州当局に申請した。 5月6日付のサイト『ノラ』が伝えた。それによると、BPは今後数カ月に50人超のレイオフ(一時解雇)を予定しているという。5年前にメキシコ湾で起き たBPの原油流出事故への補償交渉が進められるなか、事業全体の見直しで決定された。また、昨年来の原油価格の低下も、プラント閉鎖に追い打ちをかける要 因となった。

BPは今後、セルロース・エタノールの開発を中止し、ブラジルでのサトウキビ系バイオ燃料事業に集中投資する方針としている。