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お知らせ

関西電=配管損傷の姫路LNG第二火力発電所既設6号、3週間ぶりに運転再開

関西電力は2日、姫路第二LNG火力発電所既設6号機(定格出力60万kW、兵庫県姫路市)が5時38分に通常運転を再開したと発表した。ボイラー配管からの蒸気漏れの疑いで5月12日に停止して以来3週間ぶりの復旧。点検により、ボイラー内の配管に長さ400ミリの破損1カ所を確認。関西電は、配管の内面に生じた水蒸気酸化スケール(水蒸気によって酸化した金属の皮膜)がはく離して、配管内に堆積した結果、損傷(クリープ損傷:一定以上の温度で時間の経過に従い変形し破損する現象)に至ったとみている。補修作業では、亀裂が生じた配管の交換以外にも、付近の配管511本を点検したが、スケールの堆積はなかったという。

 

関西電の9時30分の発表によると、2日の予想最大電力は14時~15時に発生する1,890万kW。これに対し2,280万kWのピーク時供給力を用意した結果、使用率は82%と安定した需給となる見通しだった。

2015.06.02