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LNG:7月6~10日:強含み、ポートフォリオ勢の買戻しの需要旺盛

DES北東アジア】

北東アジア着相場は先週、強含んだ。前週に続いて夏場の最需要期の8月着が商いの中心となったなかで、ポートフォリオプレーヤー勢による買戻しの需要が顕著となった。欧米のプレーヤー間で少なくとも8月着1カーゴが8ドル切れで成約されたもよう。一方、北東アジアの需要家勢は高在庫を背景に、スポット市場から退いていた。

 

FOB中東、DESインドおよび中東】

インドおよび中東着相場も強含み。北東アジア着相場同様、これらの地域でも一部のポートフォリオプレーヤー勢がターム契約の原資としてスポット玉を調達する動きが散見された。中東地域では特に、エジプトおよびヨルダン向けの買戻しの需要が顕著となった。週の後半には期近8月着が7ドル台後半の水準まで切り上がった。9月着では、米エクソンモービルが、入札を通して9月上旬北東アジア着1カーゴを販売打診した。オリジンはパプアニューギニアプロジェクト(年産=690万トン)。

 

FOB大西洋、DES欧州、DES南米】

FOB大西洋圏相場も上昇。南米や中東向けのスポット需要が旺盛で、大西洋圏積みの評価も切り上がった。ナイジェリア国営LNG(NLNG)が9日締めで実施していた販売入札の結果は、聞かれないが、7ドルを大きく上回って落札されるとの見方が強かった。

南米着相場も上昇。アルゼンチン国営YPFが16日締めで買付け入札を開示。8月および9月着計8カーゴの需要が浮上した。これを鑑み、売り手は唱えを引き上げた。

東京 : LNGチーム  植村  03-3552-2411
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2015.07.15