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クリーンエネ=独アウディがe-gasを利用、米国では初の洋上風力発電

今回は、クリーンエネルギーについて取り上げる。ドイツの自動車メーカーであるアウディが、e-gasプラントで電力システムの安定化につなげる試みに取り組むほか、米国では7月末、ロードアイランド州沖合で同国初となる洋上風力発電所の建設が始まった。

独ニーダーザクセン州にあるアウディのe-gasプラントがこのほど、実証実験を実施した。その結果、このプラントと公共の天然ガス網に接続することで、電力システムの安定化につながることが認められたという。同社メディア・センターによると、e-gasとは、再生可能な電力や水、二酸化炭素(CO2)からメタンガスを製造することだ。

今年上半期、ドイツ全体で再生可能エネルギーの占有率が33%に達したというが、風力や太陽光などをエネルギー源とする発電量は、変動率の拡大が問題視されている。e-gasを利用することで、この弊害を軽減できるという。

他方、米国ではこのほど、同国初の洋上風力発電所の建設が始まった。米ディープ・ウォーター社が、ロードアイランド州沖合にあるブロック島の南東3マイルの場所で、5基の発電機をつくる。同社が7月末に発表したニュース・リリースによると、ブロック島に在住の1万7,000世帯を対象に、2016年第3四半期にも電力供給を開始する計画だ。また、ディープ・ウォーターは今後、ブロック島とマサチューセッツ州のマーサズ・ビニヤード島の間に発電機200基を建設するとの計画を明らかにした。

 

中東では、オマーン国営石油開発(PDO)と、太陽熱を利用した蒸気発生装置の設計や製造を手掛ける米グラス・ポイント・ソーラーが7月8日、太陽熱プラント(出力:1,021メガワット相当)をオマーン南部に建設する計画を発表した。年内に着工し、2017年の完成を目指す。

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2015.08.12