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25日 原油は小幅反発、OPEC会合を控え様子見ムード

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は、先週末比7セント高の57.84ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は、同6セント高の63.45ドル/バレルと、いずれも小幅反発している。
 アジア時間では日経平均株価の続伸を材料に、わずかに反発している。ただ、12月上旬に控える石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国の会合や、米中通商協議の先行きを巡って、市場には様子見ムードが広がっているようだ。第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真)は、「OPEC主導の協調減産を巡っては、減産延長は合意されるとの期待がある一方、ロシアが減産幅の拡大に難色を示していると伝えられるなど、強弱材料が交錯している」と指摘した。
 一方、米中通商協議について、米中政権から「正式合意は近い」との発言が聞かれるなど、部分合意の正式署名への期待感がある。ただ村上氏は「一方で先行き不透明感も強い。米議会が先週採択した香港情勢に関する決議にトランプ米大統領が署名すれば、中国は反発し、合意が決裂する可能性も残っている。協調減産、米中協議とも、次の材料が出るまでは、大きく動きにくい状況だ」との見方を示した。

2019.11.25