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16日 原油は小幅反落、OPECプラスの減産幅縮小を弱材料視

11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は、前日比13セント安の41.07ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は、同9セント安の43.70ドル/バレルと、いずれも小幅反落している。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスは15日、8月以降の協調減産幅を日量770万バレルに縮小することで合意した。減産幅の圧縮により産油国からの供給が増えるとの見方が広がり、原油は売られた。
一方、同日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油統計で、米原油在庫が前週比749万バレル減と、市場の事前予想230万バレル減を大幅に上回る取り崩し幅となったことで、米国の需要回復期待が広がった。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは、「強弱材料重なった結果、やや弱い材料がより(相場に)反映された」という。
日経平均株価は前日比83円22銭安の2万2,862円28銭で推移している。ドル円相場は1ドル=106.92円と、前日17時時点(107.03円)と比べ、ややドル高・円安方向に振れている。 
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):64.05(↑0.87)

2020.07.16