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20日 原油は下落、需給緩和懸念とドル高で

akuta 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は、前日比40セント安の42.53ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は、同39セント安の44.98ドルといずれも下落している。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「産油国による協調減産幅の緩和、新型コロナの感染拡大による需要減懸念で、引き続き上値を追いにくい状況は変わらない」と分析。足元はドル相場が主要通貨に対し堅調で、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことも原油の売り圧力となったようだ。なお、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は19日、合同閣僚監視委員会(JMMC)を開き、協調減産の順守率の低かった国が今後生産を減らす方針を確認したが、今のところ具体的な中身が不透明で芥田氏は「強材料としては受け止めにくい」との見方を示した。
 日経平均株価は前日比173円2銭安の2万2,937円59銭で推移している。ドル円相場は1ドル=106.06円と、前日17時時点(105.43円)からドル高・円安方向に振れている。

◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):67.05(↓0.48)

2020.08.21