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お知らせ

出光、九電、東ガス=千葉袖ヶ浦エナジーを設立、大型石炭火力の開発を検討

 出光興産、九州電力、東京ガスの3社は1日、石炭火力発電所の開発に向けた検討を進めるための新会社として、千葉袖ヶ浦エナジーを設立したと発表した。新会社の出資比率は3社均等となり、設立時の資本金は9.96億円(資本金4.98億円、資本準備金4.98億円)となる。代表取締役社長は出光興産出身の三宅一生氏が就任する。

 千葉袖ヶ浦エナジーは、千葉県袖ケ浦市に建設を計画している石炭火力発電所に関して、同社が中心になり開発の検討などを進めていく。このため、新会社は発電事業会社ではなく、「あくまでも発電所の開発に関し、中心になって検討していくための会社となる」(出光興産広報担当者)。

 計画中の発電所の概要は、出力100万kWの石炭火力2基となり、発電方式は高効率の超々臨界圧方式を採用する。燃料はバイオマス混焼なども検討していくようだ。環境影響評価法の第1種事業にあたり環境アセスなどに期間を要するため、2020年代半ば頃の運転開始を予定し、検討を進めていく。

2015.05.01