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4日 原油は反落、米独立記念日で薄商い
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は先週末終値と比べ19セント安の108.24ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同18セント安の111.45ドル/バレルと、いずれも反落している。
アジア時間4日の原油相場は薄商いで反落している。米国のWTI原油相場は、一部が動いているものの独立記念日で取引が少なくなっている。また、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「景気後退懸念が強まっている」と指摘した。インフレへの警戒を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)など主要銀行が金融引き締めに動いている。
一方、需給面について「供給引き締まり感は継続」(同氏)。6月30日に行われた石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合で、消費国から引き上げ要請があるにも関わらず8月の原油増産幅の日量64万8,000バレルを維持するとの発表がされた。そのなか、ノルウェーやリビアなどで原油供給量が減少している。
日経平均株価は先週末比147円98銭高の2万6,083円60銭で推移している。ドル円相場は1ドル=135.01円と、先週末の17時時点(135.31円)と比べドル安・円高方向に振れている。