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電力需要=8月中旬は前年比0.4%増、旧盆明けの気温低下で需要失速

 8月中旬(11日~20日)の電力需要は、発電端ベースの沖縄を除く全国9地域の合計で253億23万9,000kWhと、前年同期から0.4%の微増となった。猛暑で需要を大きく伸ばした上旬から失速したものの、かろうじて前年実績を上回った。旧盆明けに気温が低下した影響が出た。一方、前々年に比べると8.7%減、2012年比では1.7%減だった。

 

中旬の地域別需要として、6地域で前年を上回った。中部が前年比3.0%増と最も増加幅が大きくなり、これに東北が同1.8%増、九州が同1.6%増と続いた。中国は同1.3%増となり、北陸は同0.9%増、東京は同0.3%増だった。一方、関西は前年から2.9%減に留まり、四国は同1.6%減、北海道は同0.1%減となった。前年比6.6%増だった上旬を含めた上中旬(1日~20日)の累計需要は、前年同期比3.6%増の544億9,117万5,000kWhとなった。

 

電力9社の本店がある都市の8月中旬の平均気温は、9都市平均で26.4度と前年から0.2度、平年から0.4度それぞれ下回った。全国9地域のうち、4地域で前年を上回る気温となった。

福岡は前年を0.5度上回る27.0度となり、仙台は同0.2度高の24.6度、名古屋は同0.2度高の28.1度、札幌は同0.1度高の22.3度だった。一方、大阪は前年から1.1度低い27.8度に留まったほか、東京は同0.7度低い27.6度、広島は同0.5度低い26.8度、高松は同0.3度低い27.3度、富山は同0.1度低い26.1度となった。なお、9都市の前々年の平均気温は29.8度、2012年は27.9度だった。

2015.08.21