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お知らせ

JX日鉱日石エネ=7~9月期C重油体系価格が決着、前期から下落

JX日鉱日石エネルギーは29日、7~9月期のC重油仕切り基準を関係各社に通知した。LSC重油、HSC重油とみに前期から下落した。LSC重油は、4~6月期の価格も同時に決定した。また、LSC重油の合成比率は、国際価格が5%増の35%、合成価格が5%減の65%に変更された。

 

通知された平水湾内持ち届けベースの仕切り基準は、主に電力会社が発電用燃料として使うLSC重油(硫黄分0.3%、HPP=高流動点)の4~6月期が前期比3,530円高の57,550円(30日サイト、60日サイトも57,550円)、7~9月期が同3,010円安の54,540円(30日サイト、60日サイトも54,540円)。

一般産業のボイラー燃料として使われるHSC重油(硫黄分3.0%、LPP=低流動点)は7~9月が前期決定価格に比べ2,500円安い48,900円(60日サイト)となった。

 

今回通知のC重油仕切り基準に反映する6~8月の原油想定価格は、3~5月に比べ、低硫黄品でバレルあたり5.898ドル安の53.685ドルとなり、円ベースでの仕上がりはキロリットルあたり3,406円安の51,079円。また、高硫黄品が2.823ドル安の57.397ドルとなり、円ベースの仕上がりは988円安の51,231円となった。想定為替レートは1ドル=123.51円に設定され、前期比3円20銭の円安・ドル高となった。

2015.09.30